【抜粋要約】
・米国はナンバーワンの原油・ガス生産国になる。
・米国は強力な経済パワーとして復活する。
・日欧の電気料金は相対的に高く、製造業が競争力を失う。
・すでに多数のエネルギー関連企業が米国に足場を移しつつある。
その他
米国は大量の原油を中東から輸入してきた。これが必要なくなる。
アジアの中東依存度は高まる。現在、中東産原油は50%が米欧などへ、50%がアジアへ向かう。将来は90%がアジア向けになる。
(談)
Fatih Birol 国際エネルギー機関(IEA)が毎年発表する「世界エネルギー展望」のとりまとめ責任者。国際エネルギー市場の分析に定評。トルコ出身。54歳。
<記者の見方>潮流の変化に対応を
シェール革命は、エネルギーの需給バランスだけでなく、マネーの流れや産業競争力、安全保障の構図などを劇的に変える可能性を秘める。
(編集委員 松尾博文)
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