ネット証券口座700万件に迫る 「老後に備え」需要で
9月末、大手6社で696万件
- 2012/10/18 11:48
インターネット証券の口座数が拡大している。9月末時点での大手6社の合計は約696万件と直近1年間で約50万件増え、700万件の大台に迫った。退職後の生活に備え、新たに口座を開く高齢者が増えているためだ。株式相場が低迷するなか、予想配当利回りの高さに注目し、小口資金でも国内外の不動産に投資できる投資信託などを買う傾向が強いようだ。
各社からの聞き取りをもとに、日本経済新聞社が集計した。カブドットコム証券の口座数は9月末時点で約78万4000件と、ここ1年で5%増加。松井証券も84万7500件で同3%、SBI、楽天、マネックス証券も数%~10%程度増えたようだ。
世代別の口座比率では、退職者や退職を間近に控えた年齢層のシェア拡大が目立つ。SBI、楽天、マネックス3社の9月末時点の平均をみると、60代以上が17%とここ4年で3ポイント上昇した。一方で30代以下の比率は同期間に4ポイント下がり、4割を下回った。
マネックスでは、米国の不動産投資信託(REIT)を組み入れた投信の販売が好調だ。相対的に高い経済成長が見込める新興国の国債に分散投資する投資信託にも人気が集まっているという。預かり資産残高をみると、カブコムが今年に入り5%、マネックスが4%増えた。
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