スマホで子供あやす 対応アプリやケース好調
スマートフォン(高機能携帯電話=スマホ)やタブレット(多機能携帯端末)を育児に活用する母親が増えている。未就学児が楽しめるアプリのダウンロードが伸び、子供向けケースなども売れ行きは好調。外出先でぐずったり、騒いだりする我が子をあやしやすい点が受けているようだ。
タカラトミーエンタメディア(東京・中央)が企画した3~6歳児向けアプリ「ファミリーアップス」は昨年4月に配信を始めて登録者が順調に増え、現在19万人を超えた。絵本などのコンテンツを毎月配信。ピザ宅配などの職業体験ゲームも楽しめる。基本料金は無料だが、米アップル「iPhone」向けアプリの一部の絵本は250~450円だ。
NTTドコモとベネッセコーポレーションが共同開発した無料アプリ「しまじろうひろば」は塗り絵やクイズなど0~6歳児向けの遊びを月替わりで楽しめる。累計ダウンロード数は9月末時点で約42万件と、半年間で約2.6倍に増えた。
米玩具大手マテルの日本法人が6月に日本で販売を始めたiPhone用の「赤ちゃん専用iケース」(1995円)は入荷待ち状態。ハシートップイン(東京・墨田)も12月、「iPad」用に人気動物キャラクター「ラズー」をあしらったケースや鉛筆型などのタッチペンを発売予定だ。
ベネッセが3月に20~40代の母親約2千人を対象に実施した調査では、スマホを利用する母親626人のうち52%が子供をあやすのにスマホを利用した経験があった。
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