ノートパソコン軽快に 動作速い記憶装置SSD、若年層に人気
記憶装置「ソリッド・ステート・ドライブ(SSD)」を搭載したノートパソコンの販売が伸びている。ハードディスク駆動装置(HDD)搭載型よりストレスなく使えるのが特徴で、スマートフォン(高機能携帯電話=スマホ)などの素早い動作に慣れた若年層を中心に買う人が目立つ。
全国約2300店の家電量販店の販売動向を調べるBCN(東京・千代田)によると、9月のノートパソコンの販売台数はSSD搭載型が前年同月の6割増し。HDD搭載型は前年割れだった。
ヨドバシカメラマルチメディアAkiba(東京・千代田)ではノートパソコン販売に占めるSSD搭載型の割合が約15%に拡大。売り場担当者は「ビジネスパーソンだけでなく、学生や若い女性でもSSD搭載型を買う人が増えた」と話す。
同店で東芝のSSD搭載機種を買った男性会社員(32)は「インターネット上のファイルに保存した書類を直すなど、外出先での作業効率が上がりそう」と話した。
米インテルが提唱する薄型軽量の「ウルトラブック」も販売を後押ししている。メーカー各社はSSD搭載の新モデルを相次ぎ発売。ヤマダ電機LABI1日本総本店池袋(東京・豊島)ではNECパーソナルコンピュータ「ラヴィZ LZ550/HS」(ポイントを除き11万9800円)などが売れ筋になっているという。
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