祭文化について話す法被姿の山田さん=ホテル三光 |
情報を活用し観光産業の発展を目指すNPO法人武蔵観研は、川越在住で祭文化を研究する「祭り文化研究会」の山田敏夫さん(63)を招き、セミナーをホテル三光(川越市新富町)で開いた。
山田さんは、「川越まつり」や富山県の「城端(じょうはな)曳山祭」などを例に挙げ、神が降りてくるといわれる山車(だし)について、写真やイラストとともに形状や位置を説明。
そのほか、神と農業との関わりや神事についてなど、祭にまつわるさまざまな話を展開した。
40代で古代史の勉強を始めた山田さん。
「生きた日本の化石である神社について調べるうち、祭に興味を持ちました。祭はイベントではなく神社の祭祀、文化なのです」と語った。
セミナーを受講した男性は「祭の文化を次の世代へ伝えてていくのは大事なこと」と話し、感動した様子だった。
同法人では月1回、観光や情報発信をテーマにした勉強会を開いている。詳細はホームページ(http://www.musashikanken.com/)へ。
(タウン記者・鈴木香菜子)
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