交流サイトで訪日PR 観光庁 「口コミ」に期待
観光庁は9月からソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を活用した訪日旅行キャンペーンを始める。専用サイトを立ち上げ、外国人旅行者が投稿した日本の写真をフェイスブックなどで友人と共有できるようにする。訪日経験のある外国人にネット上の口コミで日本の魅力をPRしてもらい、東日本大震災でいったん落ち込んだ外国人観光客の本格回復につなげたい考えだ。
特設サイトは英語、2つの中国語(繁体字、簡体字)、韓国語の4言語に対応する。サイトに登録した外国人は訪日旅行時に撮影した写真を「Cool(かっこいい)!」「Happy(幸せ)!」など6つのテーマ別に投稿。投稿した写真はフェイスブックや中国最大手のミニブログ「新浪微博(シンランウェイボ)」と連動し、自国の友人らと共有できる。
写真はサイト上の「WOW!」ボタンを押すことで評価され、獲得した「WOW!」の数や写真の内容から観光庁が表彰者を決定する。上位表彰者の7人を来春、日本に招待。一日城主体験や、ミシュランガイドに掲載されたすし屋の食べ放題といった特典もつける。
観光庁の外国人を対象にした調査によると、訪日旅行の信頼できる情報発信元として、日本の政府機関をあげたのが全体の15%にとどまったのに対し、33%が「日本在住または震災後に日本に行った同じ国の人」をあげた。観光庁は外国人の口コミによる情報発信が効果的と判断した。
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ソーシャル・ネットワーキング・サービス、フェイスブック、SNS、交流サイト
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